この記事はこんな人におすすめ
- C++言語を勉強してみたい
- C++言語で簡単なプログラムを実行したい
目次
helloworld.cppファイルを作成してコーディング
helloworld.cpp
#include <iostream> int main() { std::cout << "Hello World!"; return 0; }
ソースファイルでは何が書かれているか説明します。
#include <iostream>
C++の標準ライブラリである"iostream"を読み込んでいます。
"iostream"では、標準入出力の機能を提供しています。
int main()
プログラムのメイン関数です。エントリポイントとも呼ばれます。C++プログラムにおいて、最初に実行される関数です。
そのため、このmain関数は必ず定義する必要があります。
std::cout << "Hello World!";
std::coutは、標準出力ストリームのオブジェクトです。
C++は、このオブジェクトをすでに定義しているので、こちらをそのまま利用します。
このストリームオブジェクトにシフト演算子 ("<<") で"Hello World"を指定すると標準出力されます。
return 0;
main関数のreturn値になります。
0は、エラーなく処理終了を示しています。
0以外は、何かしらのエラーが発生し処理終了したことを示すことができます。
コンパイルして実行
Visual StudioやXCodeなどの統合開発環境 (IDE) で開発されている場合、実行ボタンをクリックするだけでコンパイルから実行まで自動でやってくれます。
コマンドの場合、まず"g++"コマンドで"helloworld.cpp"ファイルをコンパイルします。実行ファイルを"helloworld"としました。
そのあと、実行ファイルを実行しています。
コンソール
> g++ helloworld.cpp -o helloworld > ./helloworld Hello World!